油圧モーターの偏芯歯車を製作
油圧モーターに使われる出力軸。今回偏芯したスプライン軸を製作して油圧モーターを再度稼働できるよう整備を実施。通常製作する同芯のスプラインとは一味違う難加工品の製作となりました
油圧モーターの分解
動作不良故、相談があった油圧モーター。分解を行い、清掃した後内部を確認したところ、出力軸のスプラインの破損が見受けられ、歯痩せ、歯の欠けがみられ、再度製作の運びからスケッチ、歯の要素確認、分析、手配とすすめました
![油圧モーター分解前](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/RIMG9762-1024x768.jpg)
![取り出した出力軸](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/RIMG9801-1024x768.jpg)
スプラインの確認
噛み合うスプラインの部分を確認すると、歯の欠けやスコーリングの様相を示す歯面の損傷が確認されました
![スコーリング様損傷](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/RIMG9871-1024x768.jpg)
![歯の欠け](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/RIMG9868-1024x768.jpg)
出力軸の製作
スプラインを伴う出力軸の製作に取り掛かります。歯車を構成する要素、各種解析、形状などの要素を経て加工の検討を行いました。通常とは異なる偏芯構造となるため、加工手順など検討を行い、良い品となるよう努めながら製作を進めました
![新旧お偏芯軸](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6686-1024x683.jpg)
![歯切りと研磨](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_6691-1024x683.jpg)
組み立てを行い試運転
組み立てを行い、試運転に移ります。負荷無しの状態で、意図した動きをするか充分な時間をかけて状態を確認しました
![](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/RIMG4316-1024x768.jpg)
![](https://www.kbkeng.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/03/RIMG4318-1024x768.jpg)