アメリカ製巨大部品の機械加工
横幅 1800mm、高さ 2500mm の巨大ルーツブロワ ヘッドプレート インロー部のブッシング加工を行いました。
長年の使用による腐食
10年以上継続的に使用している真空を作り出す機械であるルーツブロワはヘッドプレートのインロー部に多大な力が加わります。振動により叩かれたり、腐食液の侵入によりインロー部が徐々に摩耗することにより、嵌合部の締め代が緩くなっていきます。この現象が今回のヘッドプレートで見られたためブッシングを行うことを決定しました。

五面加工機への設置と加工打ち合わせ
今回のヘッドプレートを加工するに当たり巨大五面加工機が必要となります。協力会社へ持ち込み機上へ設置します。加工芯の取り方、基準はどこに置くべきかなど細かい打ち合わせを行います。機械加工は長年の経験があり、また関連会社の倉敷ボーリングがあるため適切な加工指示を加工者と打ち合わせ決定を行いました。

ブッシング作業と仕上加工
インロー部腐食部の削り飛ばしが完了しブッシュの用意が完了したため、ブッシュをインロー部へ挿入を行います。上下2か所へブッシュを挿入するため機上へ上がりブッシュの挿入を行いました。加工機の上へ乗るためヘッドプレートの位置が動かないように注意しながら作業を行いました。ブッシュ挿入後に仕上加工を行い指定の締め代を確保ができたため高品質な補修を達成できました。

巨大部品の補修は小型部品同様に大変神経を使う仕事になります。しかしながら工作機械の特性を理解し補修される製品の機械の特性を理解しておけば恐れることはありません。難しい仕事ではありますが機械加工と機械部品のホームドクターとして適切な指示を出せるようになります。