モータケースの製作作業
モータケースの3次元スキャン作業で紹介しました、高年式モーターケースの芯ずれによる振動増加の調査結果を得て客先より新規製作の注文が入り製作が開始されました。
どこが悪い、なぜ悪い、恒久対策による振動抑制
振動が増加する原因は一つとは限らず、様々な要因が複合して発生します。
今回確認したモーターケースでは、長年の使用に伴う歪みが生じており、これが運転中に発生する微振動の主な原因であると判断しました。
不具合箇所と振動発生の原因を特定できたため、今後は恒久対策として、耐摩耗性や強度を考慮した硬度の高い材料を選定するとともに、加工時に生じる歪みを抑制できる製作方法の検討を進めます。全体を総合的に検討し、長期間にわたって安定して使用できる製品の製作を目指します。


最新材料と高精度機械加工
この製品が製作された当時は、現在と比べて材料の製造技術や品質管理体制が十分に確立されておらず、硬度、寸法精度、化学成分などにばらつきが生じる場合がありました。また、長期間の使用に伴う摩耗や変形によって不具合を引き起こした要因の一つと考えられます。
今回は、既設製品の寸法測定、材料分析および損傷状態の確認結果をもとに、将来的な摩耗や変形を抑制できる材料と製作方法を検討します。再製作にあたっては、品質が安定した現代の材料を採用するとともに、必要に応じて適切な熱処理を施します。
さらに、幾何公差を厳密に管理し、高精度な機械加工を行うことで、長期間の使用においても精度を維持し、安定した運転が可能な製品の製作を目指します。


3次元測定結果
単に既設部品の形状を再現するだけではなく、寸法測定、材料分析、損傷状態の確認、振動原因の調査を行い、将来発生する可能性がある摩耗や変形についても事前に検討します。そのうえで、使用条件に適した製作方法を選定し、長期間にわたって安定して使用できる部品を製作します。


古い機械の振動、芯ずれ、部品の摩耗、変形、交換部品の入手困難などでお困りの際は、KBKエンジニアリングまでお問い合わせください。既設製品の調査から再製作に必要となる調査まで一貫して対応し、設備の安定稼働と長寿命化を支援します。