木型修復からの鋳物製作
弊社で長年保管されている木型を使用し鋳造を行う場合もあります。長年の木型の保管において、湿度のに変化による割れ、変形や、経年による劣化は問題となる状況を引き起こす場合もあり、物理的な型を測定と、スキャンによりデータとして保管、保存することで安定した品質に繋がる場合もあります
長年の保管による歪み
鋳造は木型、発泡型、ダイキャスト法など様々な鋳込み方法があり、今回の鋳造は木型を用いた砂型鋳造を行いました。木型は長年の保管により原型を留めてはいますが、割れや歪みが発生している可能性も考えてはいたなか、やはり目視確認では割れが確認されたことから、補修が必要と判断しました。

3Dスキャンによる全体の歪み確認
見た目から割れがあることを確認したため、全体の歪が出ていないかを3次元スキャンを使用し確認を行います。スキャンしたデータは寸法測定を3次元上で行い、図面と照らし合わせ修正を試みています。測定結果から歪は出ていましたが、木型の補修を行うことで、図面寸法へ戻せることが判明したため、この木型を使用して鋳込みが可能であろうと判断しました。

鋳込みから最終製品へ
木型の修復を行い鋳込み作業を行います。鋳造品は機械加工で仕上げるため削り代が確保できていれば厳しい公差である必要はありません。今回も削り代が十分に確保できていたため、予定通り鋳込み後にフランジ面の機械加工を行いました。回転機械で鋳物で製作する利点は潤滑性の向上、振動の低下や熱膨張の改善などの利点から、機械により高い頻度で部品として利用されています。

木型の健全性の確認を3次元スキャナーを利用して行い、その後鋳込みと機械加工により製作を行いました。このように木型が古い状態からでもリバースエンジニアリングの知見を用いて製作できる技術を有しています。