押出機の軸補修 - KBKエンジニアリング

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押出機の軸補修

溶融した樹脂を型に流し込むために使用する押出機の軸の羽根、フライト部分が欠損し回転による送りができないと相談がありました。軸の長さは6m近くあり工場内の通路位置するよう押出機を配置、軸の抜き出しと補修を行いました

6mにもなる長尺の軸

軸の欠損部を補修するため、押出機を構成する減速機から軸を抜き出す必要があります。その長さから途中で受けを作り、抜き出し部分が水平となるようにしながら軸の抜き出しを行いました

軸端からの写真
軸端からみた減速機、相当の長さがわかります
ジグを充てがい抜き代中
裏側からジグを充てがい、6mの軸を抜き出します

外れた軸

その長さから、慎重に抜き出しを行い単独の軸として、補修に備えます。6mもある長さのため取り扱いを慎重に行い、曲がることのなきよう慎重に作業を進めました

補修前の軸
補修前の軸。摩耗と腐食が認められます
補修後の軸
補修後の状態。搬送の抵抗とならぬよう鏡面で仕上げで加工しています

減速機に取り付けて整備完了

減速機の嵌め合いに挿入し元の状態に戻して、トラックに積んで整備を完了しました

押出機軸整備完了
減速機に取り付け、トラックに載せた状態。補修部は新品のような輝きです
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