海外製ロータリーバルブの整備
粉体輸送に多用されるのがロータリーバルブです。輸送流体によって材質、羽根の形状や隙間などの要素が決定され、最適な効率となるように設計されています。国内製のものは数多くの整備実績を有していますが、今回はじめて、海外製ロータリーバルブを修理してほしいと依頼がありました
搬入・分解


構成機械の状態を確認
主要部品の検査を行い補修が必要な部分を順番に検査していきます




補修を実施
羽根については肉盛を実施、軸については摩耗部が少なくなるように削り込みを行い、所定の隙間を確保しています


ケースの摩耗部に適合部品を製作
立体的に摩耗しているケースの中央部は、削り代の検討や適合する部品の設計を行う必要があると考え、ソフト上に形状を再現、3D CADで適合部品を設計して仮想的に復元、実地で加工を行いました




整備完了
組み立てを行い塗装、外観もきれいな状態で整備を終えています

最新設備を駆使しています
進歩する技術、新たに登場する最新設備などを用いて補修を行っています。さまざまな壊れ方をする機械に対して、従来は対応できなかった複雑な形状の部品にも対応するための機器、装置や技術に投資するとで、精度が高い部品補修を行い、機械の整備品質を高めています