磁粉・超音波探傷試験 - KBKエンジニアリング

ブログ

磁粉・超音波探傷試験

負荷部分の欠陥を探査

 検査対象を磁化して、蛍光顔料などの色素を付加した磁性粉体を塗布することにより、磁粉探傷試験は行われます。磁粉が亀裂周囲に集まり、その状態をブラックライトで観察することでクラックの有無を判断することができます。
 磁粉探傷と、合わせて行った超音波探傷を用いて、ピニオンの根本のr部を観察しました。吊り下げ式であった当該歯車は、出力軸が及ぼす上からの荷重によりピニオン軸が折れたため、その亀裂の要因や、様相を検討・検証する必要があり、新たに製作する再生部品に適応するため、本検査を行なっています。

磁粉探傷におけるブラックライト観察
磁粉探傷におけるブラックライト観察
超音波探傷
合わあせて行った超音波探傷試験による観察

各種検査、分析、解析を実施

ブラックライトや超音波を当てた様子から、ピニオン折損の要因を把握することができました。この結果を反映し、補修に取り入れることで耐力を向上させた整備を行うことができます。補修に必要な各種分析、寸法・幾何公差などに起因する不具合の解析など、多様な検査・分析・解析を適応して機械整備に取り組んでいます。

«
»