廃番となったアクチュエーターを整備 - KBKエンジニアリング

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廃番となったアクチュエーターを整備

配管機器の制御に利用されているアクチュエーターの整備依頼がありました。電動機を回転させても本体が動かないとのことから、1式搬入を依頼して状況を確認しました。診断したところ、整備が必要なことがわかりリレースイッチ含め全て取り外して、作業を開始しました。

荷受けと分解

2つの機械で構成されており、バラバラの状態で搬入されました
アクチュエーターリレースイッチ
リレースイッチを後で組めるように慎重に取り外します
アクチュエーター複雑な部品点数3
すぐばかさ、フェースギア、ウォームなど沢山の種類の歯車を組み合わせて機構を制御しています。慎重に取り外します
アクチュエーター複雑な部品点数2
平歯車、相手のピニオンなども取り外します

歯車や嵌め合いを検査

分解が完了したので、それぞれの構成部品の検査を行いました。部品点数が多いため構成する歯車それぞれの状態、嵌め合いの状況を見極めていきます。それぞれの要素は互いに影響し合うため、部品点数が多い本装置の検査は慎重を期して行ない、2ヶ所の補修、4点の部品製作が必要と判断しました。

嵌め合い部を補修ウォーム軸
ウォーム軸の嵌め合い部のリップ痕
ウォームホイル嵌め合い部の補修
ウォームホイル嵌め合い部のリップ痕
クラッチ部の補修
クラッチの嵌め合い部のリップ痕
ウォーム軸の新規製作
ウォーム軸の新規製作
インスプラインの新規製作
外側と内側の両側にスプラインの歯車が加工されている部品
ウォームホイルの新規製作
相手となるウォームホイルの新規製作

部品の補修と歯車のリバースエンジニアリング

ウォーム軸の嵌め合い部を補修
ウォーム軸のリップ痕を補修
ウォームホイル軸のリップ痕を補修
クラッチのリップ痕を補修
クラッチのリップ痕を補修
製作したウォーム軸の組付け
製作したウォーム軸を組み付けます
製作したスプラインの内径側
モジュールが非常に小さいインスプラインを製作
軸に適合したウォームホイル
流用したボスにきちんと適合したウォームホイルを製作

組み立て開始

歯車を1つづつ組み立て
製作した歯車と流用した歯車、製作した歯車同士を1つづつ調整しながら、組み立てを行ないました
機構部分の組み立てを完了
歯車機構の組み立てを完了しました
リレースイッチも元通り取り付け
リレースイッチも元通り取り付け
整備完了
塗装して整備完了

様々な歯車を組み合わせた機械にも対応

同種の歯車が組み合わされた機械だけでなく、異なった歯車を組み合わせる複雑な機構でも、各々異なる歯車の要素を判断しながら整備することができます。製作、流用、補修を見極めながら、納期を前提とした整備や、予算を勘案した適切な費用を実現することができます。

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