油圧モーターの整備 - KBKエンジニアリング

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油圧モーターの整備

KBKエンジニアリングでは油圧機器の整備にも取り組んでいます。油圧モーター、油圧シリンダーなど、オイルを介して大きな力を発生させる機械における、内部からの油漏れは機械の性能低下を招くばかりでなく、油圧により制御されている機械が生産する製品の品質にも悪影響を及ぼすことも考えられます。ここでは油圧機器整備の一例となる、油圧モーターの整備について紹介します。

オイルが漏れて動かなくなった油圧モーター

油圧モーター分解1
蓋を開けたところ、オイル残渣の付着が観察されます
油圧モーター分解3
長年の劣化のためかシールがなくなっています。これではシールとしての機能がありません
油圧モーター分解4
バックアップリングも細かく割れています。長期に渡り整備がされていないようです
油圧っモーター分解4
分解が完了しました。樹脂部品の多くは消失、金属部品は健全なものが多い印象です

部品検査、手配

油圧モーター部品1
オイルシールカラーは、低回転数のた痛みも少なく流用としたほうが良さそうです
油圧モーター部品2
曲がったりしているため、新規製作と判断しました

その他複数の樹脂部品、ゴム部品を調達した後、組み立てを行います。中には相当期間を要する部品もあり入手先の検討とともに、資材調達のネットワークが活きて、短納期での部品確保を行なうことができました

組み立て

油圧モーター組み立て1
バックアップリングも入手でき、新品を組み付けています
油圧モーター組み立て2
ボールもモーター内に収まり、組み立ても終盤になりました
油圧モーター試運転
組み立てが完了して試運転しています

油圧機器も整備しています

回転機械だけでなく、油圧機器の整備にも取り組んでいます。油圧シリンダー、油圧モーターなど整備依頼があった油圧機器についても、診断、部品調達および、新規製作、組み立て、試運転と整備を行なうことにより、動かなくなった機械も復活を遂げ、再び活躍する機会を与えることができます

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