直径1m!! 巨大ボールバルブの補修 - KBKエンジニアリング

ブログ

直径1m!! 巨大ボールバルブの補修

ボールの摺動傷を補修

液体の封止に使われている、超巨大ボールバルブの修理です。製造元もなくなり設置して1度も修理せずに今日まで使用されていたとのこと。ボールについた摺動傷を修理して再び使用できるように直していきます。

ボール引取
ボールを引き取りに来ました。トラックの荷台に乗せただけで、その大きさがわかるぐらい巨大です
ボール搬入
工場内に搬入しました。シート面と接触する部分に摺動傷ができたので、その補修に入ります

ボールの補修作業開始

メッキ除去
次工程に控えた肉盛溶接のため、既にあるめっき層を剥離します
摩耗部溶接肉盛り完了
シート面とあたって、削れてしまっている部分に溶接肉盛りを行ない、補修しています
ボールの機械加工終了
ボールの機械加工が終わりました。摺動面を肉盛りした部分もキレイになったので、再度メッキを行います
めっき層投入
加工が終了したのでめっき層に投入しています

ボールの修理完了

ボール補修完了
メッキ完了後のボールの状態です。まるで鏡のようになりました。摺動面も元に戻り、仕上げ状態から異物の付着低減、耐摩耗性の向上などが期待されます

補修前後の比較

加工が難しい修理、どのように直してよいかわからない場合や大型部品の修理にも対応しています。機械の使用目的、処理対象としている物質の性状、周辺環境、使用頻度や安全性…etc 考慮する要因は多数ありますが、その時々に最も適した修理、補修、整備を行っています。

ボール搬入
補修前の状態
ボール補修完了
補修後の状態
«
»