KBKエンジニアリングの
ルーツブロワ整備
小型、中型機は無論のこと、大型機の整備に力を入れています。トラックの受け入れ作業、受け入れた後の分解作業、それに続く清掃、不良ヶ所を見極め健全な部分を把握する検査、必要な部品を入手する調達能力、劣った性能以上の能力を発揮させるための組立と慎重に行われる調整、完成後の運搬手配、出荷まで、すべての作業を把握して、最も適切な整備を行う技術を有します。
嵌め合い部の補修に必要な硬化肉盛、溶射・メッキに代表される表面処理、形状や機能を回復させるさまざまな機械加工、振動なく安定して運転するためのダイナミックバランスや、ルーツブロワの状態確認、診断まで一貫して対応することができます。最も重要な機械内部の隙間を適切に確保するには、構成する部品一つ一つが正しい寸法と機械要素を持たなければなりません。そのため、分解した部品の嵌め合いのみでなく、幾何公差まで考慮に入れた補修を検討、グループ会社の倉敷ボーリング機工との連携による複雑な機械加工を行うことで、高品質な補修をしています。
搬送流体による摩耗や、異物の噛み込みにより減肉したインペラが、振動なく回転するのに必要な動バランス修正、再利用不可能な状態まで傷んでしまった構成部品の新規製作など、補修では対応しきれない状況でも、ルーツブロワの延命を図り、寿命を長くした実績ばかりだけでなく、10tを超える大型のルーツブロワの整備に対応し、軸をインペラから取り外すことなく、嵌め合い部を補修することで、精度を確保しながら操業停止を最小限に抑えることができる体制を維持しています。
適切に補修された部品により組み立てられたルーツブロワは、振動なく潤滑に回転し、騒音の低下や搬送能力が安定・改善することで生産性が向上します。搬送流体の圧力損出上昇によるパフォーマンスの低下、軸受の温度上昇、異音や振動などルーツブロワが発する直接的な異常以外に、搬送流体の流量や圧力の低下、下工程における異物の検出などの工程異常も、整備の時期を判断する指標になります。
- インペラ
- 嵌合部補修、軸の新規製作、クラックの熔接成形、動バランス修正、ラビリンス成形
- サイドカバー
- 嵌合部補修、ラビリンス成形、クリアランス修正、ベアリング部補修
- ベアリングケース
- 軸受外輪嵌合部補修、ラビリンス成形、幾何公差修正、新規製作
- ケーシング
- クラック熔接、クリアランス修正、内部清掃、補修手入
海外製、大型機の整備実績、依頼内容も多岐にわたり、
すべてを自社や関連会社で修理することができるルーツブロワのメンテナンスに対応した整備会社です。