巨大ギアのリバースエンジニアリング - KBKエンジニアリング

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巨大ギアのリバースエンジニアリング

使用し続けなければならない機械の駆動部分にあたる巨大平歯車のリバースエンジニアリングの依頼を受け対応を行いました

入荷から荷降ろしまで

今回入荷した歯車は、外径2,000mm、厚み300mmを超える巨大歯車です。客先ではこの歯車を使用する機械を今後も継続して使用する必要があるため、弊社へリバースエンジニアリングによる再製作の依頼が入り、対応を行います。14tトラックで入荷された巨大歯車、ピニオン、ウォームホイール、ウォームギア等の荷降ろしを行い、それぞれクレーンスケールで重量を測定し、今後の移動・測定・製作に必要となる情報を収集します

大きさは日頃の整備のサイズとは桁違いです
重量は2.8tとなりクレーンの吊り上げ上限です

使用条件・損傷状態を踏まえた精密寸法測定

様々な角度から歯車の状態調査を行います。歯面診断、軸の摩耗状態の確認、焼入れ状態の確認、1/100mm単位の寸法測定など、長年使用された機械部品からは多くの情報を得ることができます。人間の五感とデジタル技術を融合した現物調査で得られた情報は、リバースエンジニアリングによる部品の再製作へ反映されます。製作に必要となる基本情報を拾い上げるとともに、改善が必要な部分には最新の知見を取り入れ、耐久性や信頼性が向上するよう設計・仕様の改善を行っています。本件は事が重大なためベテランが采配を行い主要寸法の測定を率いています

デジタル測定により外径を確認します
アナログ測定により外径を確認します

現物解析による巨大歯車の設計・復元・製作

工業製品は、3次元モデルや2次元図面を起点として設計・製作されています。近年では、3DモデルからBOM(部品表)が作成され、設計意図や製作に必要な情報が反映されていきます。今回の巨大歯車についても同様に組立図を作成し、その部品欄に記載される各部品について製作図面を作成します。それぞれの図面には、復元・再製作に必要となる寸法、形状、材質など多くの情報を組み込みます。今回入荷した歯車についても、リバースエンジニアリングにより製作に必要な情報を拾い上げ、客先承認後に製作を行っています

他の小物部品も桁違いの重さです
カップリングの引抜が大変だったと思われます

歯車のリバースエンジニアリングを可能とする技術力を社内に保有しています。入荷した製品の問題点や摩耗状態を把握し、機械工学の知見を再製作品へ反映しています。エンジニアの視点で最終製品の使用状態を想定し、使用環境に適した耐久性・信頼性の高い製品となるよう取り組んでいます

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